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お墓、墓石、石塔の設計施工|石匠風間|埼玉深谷の小さな石屋







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石の余談     

ここは以前「石にまつわるetc.」としてトップに毎月掲載していたものの倉庫です。実は結構信憑性にかける話も混ざってます、用心してください、あまり本気にしないでください。

1.ストーンヘンジ
2.イースター島のモアイ像
3.水晶とは
4.コスタリカの石球
5.電気石(トルマリン

6.不思議な石たち
7.万里の長城
8.弁慶の続石
9.尿管結石
10.石の魅力

11.隕石 1
12.隕石 2
13.石屋による石分類
14.方孔石
15.さざれ石

16.児玉町の夜泣き石(親子石)
17.久兵衛さんの力だめし石
18.『賢者の石』とは
23.天然石と人造石
24.饅頭(まんじゅう)石

25.風間石材 新事務所建設中!
26.砂漠のバラ(重晶石)
27.夫婦岩
28.執念の石
29.ダイアモンドの真実

30.星の砂
31.金の話
32.こんにゃく石
33.桜石
34.地球の中身

35.被爆したお墓
36.
国会議事堂
37.鉱物としての自然金
39.巨大石球
40.地球最古の石(アキャスタ片麻岩)

42.近くにある化石
43.巨石人頭像(Colossal Head)
45.酒船石

第一回     ストーンヘンジ      
  
この巨石群がどうして建立されたかその目的は定かではないが、一般的には太陽崇拝に関係があると言われている。
ストーンヘンジの歴史は、 三段階を経てきたとされている。
 初期のストーンヘンジは、円形の土手と堀で、約五千年前に一種の集会所として使用されていたといわれている。現在も
残る巨石の外側の大きなサークルの堀がそれにあたる。

 やがて、4,900 年前から 4,600 年前の第二段階ではここに木造構造物が出現したとされているが、実際にはどのようなもの
が造られたかはわかっていない。最終段階は、ウェールズのプレセリ山から運ばれたブルーストーンの建立に始まり、やがて
マルボロー丘陵地から運ばれたサーセン石でサークルが造られた。 4,500 年から 4,000 年前には最終的な先史時代の
神殿の形となり、現存しているストーンヘンジはその廃墟といえる。
第2回    イースター島のモアイ像     

モアイと呼ばれるこの石の胸像は,島の全域に渡って600体ほど存在します。高さは3〜4M,重さは4〜5トンで溶岩でできていて,頭上には高さ1〜2Mの円筒形の石の帽子が被せられています。これらの像は石の台座に乗せられ,島の内陸方向を向いて立っていたと考えられていまが,ほとんどが倒れてしまっています。島の東部の石切場には未完成のままの像もあります

イースター島の謎の解明が困難になっているのは,島を襲った災難が原因です。島の発見後,奴隷商人がやってきて若い男性を大勢連れ去ってしまいました。彼らの9割は過酷な労働で亡くなったと言います。さらに天然痘が島に持ち込まれ人口が激減してしまいました。そのため島に伝わる絵文字「コハウロンゴロンゴ」を読める人が絶えてしまったのです。また文字板の多くも白人宣教師によって焼き捨てられてしまいました。現在残っている文字板は,いまのところ誰にも読めないのです。
第3回    水晶とは      

昔、某テレビ番組でのこと。あるタレント坊さんの問題発言「水晶は水の結晶…」、それを遮るように某教授が「バカなこと言っちゃいけませんよ。水の
結晶は氷ですよ!」
これで何と、坊さんが「ふてくされて」番組の途中で帰ってしまいました。

さて、実は
水晶は石英(二酸化珪素)の結晶
なので、坊さんの言ったことは明らかに誤りです。
対する教授の発言も、科学者としてはいまいちです。というのは、氷は水の結晶ですが、水の結晶は氷とは限りません。炭素の結晶の種類がダイヤモンド
だけではないように、水の結晶にも何種類かあるかも知れません。

余談ですが、氷と水晶の結晶構造は似ているので、原子模型では同じ形に見えます。また、水晶の生成過程の一つに、火山地帯等の熱水中の
二酸化珪素が蓄積されて出来るというものがあり、この場合は水が関与していることは確かです。
第4回    コスタリカの石球 
     

アメリカ南、コスタリカの太平洋岸のジャングルで1930年代、アメリカの果物会社がジャングルを開墾した時に始めて発見
されたのが、この「人造石球」である。それからここ50年ほどの間に続々と発見されているのだが、いまだ
この石球を
作った目的は謎に包まれたまま
である。2〜3センチのものから2.6メートルのものまであり、どれもほぼ正確な球体を
なしているのだが、こういった物を作るには
極めて高度な幾何学的技術と形成技術が必要とされ、現在でも石をこのレベル
の真球体に加工するのは難しい。
そしてもう一つの謎はこの原材料である巨大な石をどこから持ってきたかである。…これらの石球が発見されている地域
からは
元とする花崗岩が全く産出されていないのだ。石を持ってくるだけならば人間の労力を費やせば一応可能だが、では
一体何のために作られたんだろうか?ただ丸いだけの石の使い道などそうあるものではない…

「石を軽くし、空中に浮かべて運んだ」という伝承もあるが…以前用途は謎に包まれたままである。

第5回 電気石(トルマリン

やかんに入れて沸かしたそのお湯を飲んだり、お風呂に入れたりすると健康にいいと、そのイオン効果をうたっている広告も
見かけます。  今まさに人気石商品の代名詞で様々な形態で商品化されてます。この石は熱すると、一方がプラス極になり、
もう一方がマイナス極になります。つまり電気を帯びるのです。でもそれは静電気ですので、この石で電球がつくことはないでしょう。

注意してほしいのですが、静電気をお見ることは確かですがそれが体にいいという根拠はなんら科学的に立証されていない
ことです。それについては多くの科学者が疑問視しているようです。
他にも不思議な性質をもった石があります。それは次回紹介しましょう。
第6回     不思議な石たち 

当店の扱っている石はお墓がメインなのでいわゆる御影石がほとんどですが、石にはもっと様々な不思議な性質を持ったものが
たくさんあります。
掘った時は無色なのに、地上へ持ってくると見る見るうちに青黒くなってしまう藍鉄鉱などです。また、透閃石(とうせんせき)
いう石はこすると光ります。
紫外線を当てると蛍光を発する石は、ホタル石はじめとして、いくつかあります。

太陽光の下で見ると緑なのに、白熱灯の下では赤い色になるアレキサンドライトという石もあります。ランタン石という珍しい
石は、太陽光や白熱灯の下では美しいピンク色なのに、蛍光灯の下だと薄い緑色に見えるそう。ルビーは紅い色の鉱石ですが、
熱を加えると緑色になります。冷えるとまたもとの紅色に戻ります。色ばかりではなく、匂いの出る石というのもあります。匂いというより臭い
でしょうか?スコロド石という鉱物は、叩くとニンニクの匂いがします。
(写真はラピスラズリ 

第7回    万里の長城     

万里の長城は中国とモンゴルの境界線に沿って築かれた大城壁です。東端は河北省山海関,西端は甘粛省嘉ヨク関まで,
全長2750キロにおよびます。月からでも確認できる唯一の建造物と言われています。
歴代の中国王朝は北方からの遊牧民の侵入に悩まされており,その侵入を防ぐため長城の建設を熱心におこないました。

現在では1955年に改修された北京郊外の八達嶺付近の長城が観光地として整備されています。明を破って女真族王朝
の清が中国を支配してから270年あまり,長城は放棄されていました。そして中華民国,中華人民共和国と時代は流れて
現代に至ります。いまでは長城は防壁としての役目は終えていますが、観光資源として新たな役目をはたしています。
第8回     弁慶の続石

昔、武蔵坊弁慶が、綾織にある「続石」という石組みを作ったんだど。
続石は二つ並んだ六尺ばかりの台石の上に、もっと大きな石(笠石)が横に乗せられて、人が楽にその下を潜るにいいんだ
と。
弁慶は、初め、笠石を持って来て、今の泣石の上に置いたんだと。そしたらこの泣石が
 「おれは、位の高い石なのに、一生末代この大岩の下になるのは、やんたやんた」 って一晩中泣いたんだど。

弁慶も困って
 「分かった。分かったから泣くな」 ってなだめたんだど。

それで、別な大岩を運んで来て台石にしたが、その時踏ん張った弁慶の足形が、くぼみになって笠石に残っているんだと。
泣石は、今でも続石の隣に立って、涙っこ流しているんだとさ。どんどはれ

第9回     尿管結石

 痛みの王様の一つに尿管結石の痛みがあります。尿管というのは腎臓(じんぞう)から膀胱(ぼうこう)までの管をいうのです。
つまり腎臓で作った尿を膀胱に運ぶ管です。ところがこの細い管の中に石ができることがあります。これが尿管結石です。
尿路結石といいます。

 尿管はその内径が始めは1aですがだんだん細くなり、膀胱に入るところでは、1_になってしまうのです。その細い管の中に
表面のざらざらな石ができて、それが動き出すのですから、これは痛いはずです。  大きい石はじっとしているのですが、小さい
犬ほどよく吠えるというように、小さい石の方がよく動いて痛むようです。  

カルシウムや尿酸などがその成分です。これから暑くなり、汗をかくと、体内の水分が少なくなって、血液も濃くなり、尿も濃くなっ
て石ができやすくなります。特に夏場のゴルフは要注意です。早め早めに水分を補給すること。濃い血液はときに、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞の原因にも
なります。
第10回     石の魅力  
   

古代より 石は宝飾品としてだけではなく薬として・・また魔よけとして様々な用途で私達の生活に身近なものでした。
また、エジプトのピラミッドに描かれている絵の色はラピスラズリやガーネットなどを削って色を付けたとされています。

今日でも、宝石はアクセサリーとしてだけではなく、ヒーリングや魔よけや幸運を呼ぶおまじないなどにも使われ、私達にとって
とても身近なものです。人間は古代より石に秘められているパワーやエネルギーが人々によい影響を及ぼすということを肌で感じ、
守護石として大切にしてきました。
宝石は大自然が宇宙のエネルギーを吸いとって、気の遠くなるような時間を要してできたものです。
時間を要するほどエネルギーは内蔵され、その石達が何億という年月をかけて誕生するまでには、石一つ一つに地球の歴史が
刻まれていることでしょう。
自分が知ることのない遥かなる時間を越えて、その石達が私達に語りかけてくるものとは一体何でしょう…。
第11回    隕石 1     

隕石は、地球へ落ちてきた太陽系の一部です。大部分は小惑星か らきて、特にそのうちの数個は、4ベスタから来たと 考えられています。;またいくつかは、おそらく彗星から 来たと考えられています。わずかですが(今までに11個)、火星が起源のものがあることもわかっています。

 一見、何の変哲もない岩石のようにみえる隕石ですが、私たちが研究室で入念に分析することができるので、非常に重要です。 アポロと月派遣計画によって持ち帰られた数キロの月の岩石を 除くと、隕石は、私たちの地球外の宇宙に関する唯一の物理的証拠です。
第12回    隕石 2
 
非常に多くの、数百トンにも達する流星体が毎日、地球の大気に 突入してきます。 しかし、それらのほとんどが非常に小さく、それ ぞれがせいぜい数ミリグラムです。 最も大きいものだけが地上に達 し、隕石になります。

 平均的な流星体は、10〜70km/秒の速さで大気に突入してきます。 しかし、非常に大きいものを除いたすべてが急速に大気の摩擦によ って、数百km/時に減速して、非常に小さい音響を伴って地球の表 面に衝突します。しかしながら、数百トンを超える大きい流星体は ほとんど遅くなりません; これらの大きなもの(幸いまれですが) が、クレーターを作ります。
 
  観測された小惑星の数に基づいた計算は、地球上で100万年に3個の直径10km以上のクレーターが形成されるだろうということを示しています。地質学の記録とよく一致します。ユカタン半島のキクルブ(Chicxulub)のそばの直径180kmのクレーターような、より大きい衝突の頻度を計算するのは、より難しくなります;1億年に1回というのが、合理的な見積もりでしょう。
第13回   石屋による石分類

お墓の石はみかげ石と呼ばれる石材が多く使われていることは皆さんご存知でしょう。でもこの『みかげ石』は御影という地名から名づけられた通称です、地学的には火成岩のなかの花崗岩や斑レイ岩・玄武岩・安山岩などがお墓に利用されてます。火成岩はマグマが冷えて固まったもので地表で速く固まったものを火山岩、地中でゆっくり固まったものを深成岩と呼びます。

「御影石』の内訳を簡単に言うと黒御影と呼ばれる石は斑レイ岩や閃緑岩、白みかげは花崗岩です、その他に小松石など緑系のものは安山岩であったりします。いずれにしろ大きな塊が取れやすく風化が遅く加工しやすいために多く使用されてきたのだと思います。

ちなみに大理石は接触変成岩の結晶質石灰岩というもので、方解石を主成分とする結晶質の岩石です。見た目が美しくやわらかい大理石は雨風の影響を受けやすく、外に立てるお墓には向いていないのです。
第14回   方孔石

 
方孔石とは,菱形の四角形の穴をもつ岩石のことです。 初めは石器や石笛などと言われ,その後天然のものであることが 確認されました。

 正式には,明治34年「方孔石」という牡鹿半島産の孔あき石が,地質調査所の大築氏により『陸前の方孔石』として,発表されたのが最初です。明治時代から奇石の1つとされていた。
 その孔がどのようにしてあいたかという成因については,植物か動物によるものとする『生物起源説』,何かの鉱物の跡だろうとする『鉱物起源説』など長い間論争が続いてきた謎の石です。

現在確認されている産地は,宮城県・山形県(新生代)のみで外国からの記録,報告はありません
第15回   さざれ石


 従来、さざれ石とは、細かい石と解され、 真砂または俗語の砂利などと同義のものであった。しかし、「国歌、君が代のさざれ石」 は実在している。ただし、歌詞中のさざれ石(細石)は文字通り、細かい石・小石の意であり、それが(いわお)となった状態のものが現在、さざれ石と呼ばれている。

岐阜県の伊吹山の麓に採れる石で、学名「石灰質角礫(れき)岩」。長年月で溶解した石灰岩が付近の小石を接着し、大きな固まりとなったもので、現在は岐阜県の天然記念物 に指定されている。
このさざれ石は、文部省 の中庭にも「さざれ石」として設置され、昭和天皇皇后両陛下、皇太子と皇太子妃殿下(当時)、各宮家、新国技館やぎふ中部未来博 覧会会場でも「さざれ石」として紹介され、伊勢神宮の内宮・外宮、熱田神宮、明治神宮 、金刀比羅宮、出雲大社、霧島神宮、日枝神社、橿原神宮、乃木神社など、全国四〇以上 の有名神社に奉納されている。
第16回   児玉町の夜泣き石(親子石)
    

児玉町雉岡城趾内にある。  この石には、次のような伝説があります

 昔、殿様の夕餉(ゆうげ)に針が入っており、怒った奥方は、側女お小夜の仕業だと思い、とりしらべもしないで、お仕置井戸に生きたまま沈めさせてしまいました。

 その時、お小夜のお腹には、生まれるばかりの赤ちゃんがいたそうです。お小夜の死後、お城ではお乳がにじみ、飲み水も池の水も白く濁り、夜になると、お小夜の泣き声が、どこからともなく聞こえてきたそうです。

 また、井戸からお小夜の棺桶を引き上げてみると、大きな石になったお小夜は、子どもの石を抱いていたそうです。子どもを思う親の心に、奥方はお小夜に対する仕打ちを後悔し、お堀り端にこの二つの石を祀り、女達に慰めの言葉をたやさぬようにと頼み、髪を切って喪に服したと言い伝えられています。 
 (児玉の民話より)児玉町教育委員会
   ※※ 「夜泣き石」そばの立札の原文どおり ※※
第17回  志津川町−ひころの里久兵衛さんの力だめし石 ( 宮城県本吉郡志津川町)

久兵衛さんの力だめし石
ひころの里には、久兵衛さんの力だめし石という、見た目は何の変哲もない四角い石があります。

昔、入谷にいた久兵衛さんという力持ちが、力だめしをした石です。 彼は、胸につけずに軽々と持ち上げ、首の周りを回して見せたそうです。

あなたも「ひころの里」に行った折りにチャレンジして見たら如何ですか? もし、あなたが相当の力自慢でも、十中八九、持ち上げるだけでもうまくいかないでしょう。 試した本人が言うのだから確かです。
重心が微妙にずれているのが、この石のミソです。
第18回  『賢者の石』とは

 映画『ハリーポッターと賢者の石』でおなじみの賢者の石について以下のような説明を見つけました。
錬金術において卑金属を金に変え、人間を不老不死にする力を持つとされる聖なる物質のこと。第五元素として他の四つのエレメントを内包し、創出し、育む媒体で、一般的に赤い色をしている。 錬成の増殖の過程で、ルビー色に輝く粉末の姿であらわれる。
 オルトランによると、「それは、しだいに赤い透明な流動性の液化可能な石となる。それは、水銀やありとあらゆる物体に浸透し金を造り出すのに適した物質に変化させることができる。

石は、人間の体をあらゆる病から治し、健康を回復させる。これを用いてガラスを製造したり、宝石をざくろ石のような光り輝く赤色に染めることができる。」のだそうだ。

 さらに、この石は錬金術師の姿を見えなくしたり、天使たちと交流させたり、自由に空を飛ばせたりする力さえ持っていたというが、このあたりは怪しいところだ。

第23回 天然石と人造石

近頃にわかに宝石業界で話題になっている石が有ります。

それは人造のモアッサナイトと呼ばれるダイヤモンド類似石(模造石)で以前は0.3カラット前後の小さなものばかりでしたが最近は1カラット以上のカット石が出回っています。この石は肉眼で見ただけではカラーグレードがI以下の低 品質ダイヤそっくりで、ダイヤモンドテスター(熱慣性=熱伝導性によりダイヤかどうか判別する機械)等ではダイヤと識別できないのです。さらにルーペで見ても硬度がルビーやサファイヤよりも硬い為カットしたてのものはファセットエッジがシャープな のでダイヤと誤認されやすいという厄介な代物なのです。

それで質屋さん等がかなり騙されという話です。ただルーペで注意して見るとダイヤには無いダブリング(ファセットカットされた透明石のテーブル面から底を見ると稜線が二重 に見える現象)が確認できますので鑑別にかけるまでもなくダイヤでないことだけは判ります。
この石は以前に天然石で発見され たものを最新の科学技術で合成に成功し製品化しているとメーカーは言っている様ですが本当のところはよく解りません。

現在USAとロシアで製造されており1カラットのダイヤと同じ大きさにカットされたもので数万円はしている様ですから非常に 高価な模造石ということになります。外見だけならよくご存知のキュービックジルコニアの方がダイヤによく似ていますしかなり安価です。

第24回   饅頭(まんじゅう)石

鳥取地方で一色豆と呼んでいるこの石を割ると、中から褐色のアンが現れる。

江戸時代から鳥取県の大山付近で産出が知られており、丘をなす地層中からたくさん見つかる。
直径1〜4mの球状で産出することが多い。饅頭の皮に相当する部分は湿っていると橙色で乾燥すると淡い黄褐色となる。餡に相当する中心部は黒〜暗灰色をしている。

これは火山活動で飛散した軽石中に含まれる黒雲母が分解して、鉄やマンガン分が核、即ちアンとなり、そのまわりにアルミナに富むギブサイトという鉱物が凝集し、豆状の結核を形成したものである。
尚、山梨県
荒井沢山でも似たような鉱物が産出する
第 25回  風間石材 新事務所建設中!


ようやく念願の新展示事務所を施工するまでに到りました。
完成は来年一月頃。
敷地が小さいので建物もご覧のとおりかわいくまとめました


駐車場の位置、看板の位置など決めなくてはならないことがまだ
たくさんあります。なによりもこれから展示物をそろえなくてはならず、
頭が痛いです。お墓だけでなく様々な石製品も展示したいと思って
ます、開店したら是非冷かしに来てください
第 26回  砂漠のバラ(重晶石)    2003/11/3

写真を見ると一見、「花の化石」のように見えますが、これは硫酸バリウムが砂漠の砂の中で結晶してできた石です。

成因は、砂漠の地下にあった硫酸バリウムが、若干の水分によって溶かし出され、この水分が毛細管現象の原理で地上付近まで吸い上げられて、蒸発します。
そしてその後、溶かし込まれていた硫酸バリウムが周りの砂を取り込みながら結晶した結果できた石です。
硫酸バリウムは、胃のレントゲン写真を撮るときに飲む白い液体の原料などに使用されます。
アメリカのオクラホマ州で産出するこの硫酸バリウムの結晶は、砂漠の砂とともに結晶するためあたかもバラのような赤い色しています。

第27回 夫婦岩 岐阜県中津川市 2003/11/11 
女夫岩は、男女のシンボルを表す巨大な陰陽石。JR中津川駅の西、中津川左岸に位置する桃山公園内にあり、その大きさは女岩が高さ4m、周囲30m、夫岩が高さ8m、周囲24mで、天然造形の妙を極める全国でも類を見ない奇岩です。

古代、イザナギノミコト、イザナミノミコト、が人類の繁栄と幸福を願って据えたと伝えられており、安産と家内円満のシンボルとして、多くの人が訪れます。もっとはっきりとした画像もあったが、あまにも生々しすぎたためこのちょっとぼけた画像にした。一度本物を見てみたい。
第 28回     執念の石    2003/11/24


長野市松代町に鎮座する川中島神社は、その名の通り、あの川中島合戦があった川中島に鎮まっている神社であり、神格は八幡神です。神社自体に特異な性格が認められるというものではなく、それよりも一般的には、川中島合戦の史跡シンボルが集まる場所としてたくさんの人が訪れます。

時は第4次川中島の戦、信玄・謙信両将一騎討ちの際、原大隅が危うかった信玄を助けたが、その謙信を取り逃がした無念さで、そばにあったこの石を槍で突き通したと言われています。古戦場内にあります。
第 29回  ダイアモンドの真実               2003/12/10

もが知っているダイヤモンド。女性の憧れの存在であり、
男性の悩みの種?でもあるダイヤモンド。

普段カットしたダイヤモンドしか見る機会は少ないが、
原石のダイヤモンドは意外と地味である。
やはり、人間と同じように磨いてこそ、輝きがでるのである。



第30回 星の砂 2003/12/24     
    
拡大して見ると、一つ一つが星形のように尖っている。
これは、有孔虫という原生動物の遺骸である。
地元では、「幸せの砂」,「愛の砂」,「神の砂」と呼んでいる。
第31回 金の話           2004.1.11  
カネの話じゃありません、キンです。
金には、山金砂金の二種類が存在します。山金は鉱脈から掘り出すもの、山金が長年かけて風化で細かくなって川底や岸に他の砂とともに堆積したのが砂金。
日本はその昔、黄金の国ジパングと呼ばれるだけにそれなりの埋蔵量を有しています。

日本の場合は火山活動が活発なことと関係しています。日本の金の産状は熱水鉱床で、フィリピンも同じです。
山金では、日本で金山として稼動できるくらいの金の埋蔵量が見込まれている場所として有名なのが恐山。しかし、日本三大霊場でもありますので、調査すらされてません。

日本の金山として新しいのは、最近になって稼動を始めた鹿児島の菱刈金山。逆に歴史が長いので有名なのが、玉山金山で、奈良時代に開かれて当時この金山の開発を行った人は朝廷から金という名字をもらっています。で、その末裔の方が今でもこの金山を守っており山金が今でも採れるそうです。
第32回 こんにゃく石    2004.2.3
石は堅いもの、融通のきかないものと人々は決めてかかっています。
そのため「石部堅吉」や「石頭」、「石橋をたたいて渡る」などに石は引用されてきました。ところがこの砂粒が固まってできあがったコンニャク石は曲るのですから大抵の人は驚きます。
この岩石の組織を顕微鏡で覗いてみると、砂粒同士がまるでジグゾ−パズルのように絡み合い繋がっている様子が認められます。しかもそれぞれの粒子間は、接着剤の働きをしていた鉱物が岩石の風化により溶け出してしまい、隙間だらけです。

その結果、内部の砂粒が微妙に隙間を空け繋がっているため、コンニャク石は石なのに曲るわけ。
第33回 桜石         3月3日

桜石は菫青石(きんせいせき)という鉱物が熱水変質を起こし雲母化している。
菫青石の本来の色はスミレ(菫)色だが、桜天満宮のものは、酸化鉄のため淡紅色になっていてまるで桜の花のようになっている。
現在、ここの産地のものは天然記念物に指定されている。

第34回 地球の中身  2004.4.3


地表から下へと潜っていくと、まずは花崗岩や玄武岩など地表でもお馴染みの鉱物で作られた「地殻」である。海の底の地殻はほとんど玄武岩。地殻を抜けると「マントル」に入る。マントルではかんらん岩がメイン。マントルを抜けるとそこは灼熱の世界「外核」、ここではどろどろに溶けた鉄が対流を起こしている。この対流によって地球が磁石となり地磁気が派生する。

さらに深く5000kmまで潜ると突如固体上の鉄の世界「内核」になる。ここは鉄とニッケルで満ちている。ここまでくると360万気圧・気温6000度Kになるという。全然石にまつわってなかった話題でした。
第35回 被爆したお墓  2004.5.2

広島県の慈仙寺は爆心地から200mに位置し、建物は全壊、
住職を含む住人も全員死亡、墓石も相当数が吹き飛ばされた。
当時のままの姿で保存されているのは広島藩浅野家のお墓で、
平和記念公園内においてこの墓地だけが被爆時の地面をとどめている。

被爆の痕跡はどれほどあるのかわからないが、やがて時間の
流れとともに風化していってしまうのだろう。
第36回 国会議事堂   2004.6.4

国会議事堂は「国産石材の標本箱、博物館」と称されるほど、日本で産出される石材を多用しています。設計や加工ももちろん国内で行い、その歴史的・文化的価値はたいしたものです。ひいては全国の卓越した石工職人が威信をかけて10数年費やして完成させたことも考え合わせれば“石工の偉業を示すシンボル”とさえ言うことができるのです。

下の表はその中の一部です、大理石はこの数倍使われています
花崗岩 尾立石(議院石 広島・倉橋町 (2階以上)外装、丸柱等の主要材
徳山石(黒髪島石) 山口・新南陽市 (1階外装)腰廻り、中庭壁、他
草水石 新潟・安田町 中庭通路の壁
蛇紋岩 貴蛇紋 埼玉・皆野町 中央玄関の市松模様の床
橄欖岩 竹葉石 熊本・松橋町 副議長室の暖炉
凝灰岩 日華石 石川・小松市 2階廊下の壁・柱
第37回  鉱物としての自然金   2004.7.6

標本なんかを見ると、自然金というのをよく見かけます。
形や大きさは千差万別、大きな固まりから砂粒みたいの、丸っこいのや木の枝みたいなのまでありますが、山金です。天然に産出したものでしたら全部自然金です。

で、この自然金は純金だと思いがちですが、実際には10%以上の銀を含んでいます。金と銀は相性が良いのです。銀の含有量が多くなると金色が淡くなっていきます。装飾品はこの系統です。もし色を戻したい場合は、銅を混ぜて色を戻します。宝飾品の場合は、24金が純金で、数値が下がるほど他のものが混ざっているわけですが、銅を混ぜると硬くなりますので、強化するという意味も持っています。18金以下になりますと、金よりも銀や銅の方が量的に多くなります。

一般的には、金の鉱脈の岩を素人が見ても、それがなんだかわかりません。肉眼でわかるような金の結晶が見えませんから。

第39回 巨大石球  H16.10.14
 1996年、奈良県山添村ふるさとセンター造成工事を行っていたところ、地中から巨大な石のボールと、それと同じぐらいの大きさの台座らしき岩が現れた。台座のほうは爆破してしまったが、ボール爆破にはあまりにも費用がかかるため中止し、村のシンボルとしてふるさとセンターの前庭に鎮座させることとなった。

 この岩は、大きさもさることながら形が見事な球体をしている。直径7m、推定重量約600t。注目すべき点は赤道、子午線とおぼしき謎の「十字ベルト」があることである。ちょうど巨大石球をぐるりと取り囲むようにラインが二本描かれ、しかも両者は互いに垂直に交わっており、巨大石球の表面を4等分している。この巨大石球は花崗岩でできており石英や長石を成分としたものと考えられ、日に照らされると黄金色にも見える。
第40回  地球最古の石(アキャスタ片麻岩)  h16.11.20

地球最古の石はカナダ北部のスレイブ地域から見つかった39億6千万年前のアキャスタ片麻岩です。アキャスタ片麻岩が見つかる前は,グリ−ンランド・イスア地域のアミツォク片麻岩(約38億年前)が,地球最古の石でした。将来アキャスタ片麻岩よりももっと古い年齢の岩石が見つかるかもしれません。
第42回    近くにある化石  h17.2.1
上長瀞駅のすぐ近くには、埼玉県立自然史博物館があり、
化石をはじめ、鉱物・岩石・地層が年代の古い順に展示され、
3億年の生い立ちを語りかけてくる他、長瀞の変成岩をはじめと
する岩石に手で触れることができます。

機会があれば一度立ち寄ってみてはいかがでしょう?

第43回 巨石人頭像(Colossal Head)  h17.5.17
メキシコ湾岸のオルメカ文化の遺跡に見られるネグロイド的風貌の
人物の頭部を表現した巨大な石像のことをいう。
材質は、玄武岩で大きさは、概ね2.8mから3mくらいである。以前は、
その風貌からアフリカとの交流説もあったが現在では受け入れられていない。

頭の「ヘルメット」と呼ばれる浮き彫り文様が他の石碑や石彫などとの類似点が
見られ、オルメカの歴代君主の肖像ではないか、という説が現在では有力になっている。
ラ=ヴェンタで巨石人頭が少ないのは、全盛期である800B.C.〜500B.C.でも
後半に当たる時期に巨石人頭像をつくる習慣が廃れて、平面的な石彫をつくる
習慣が生まれたと考えられている。

第45回 酒船石  h17.11.13

上面に幾何的な模様を彫った、長さ5.3m、最大幅2.27mの巨石。
用途は酒しぼり用、油や薬を作る道具、砂金の精製用など諸説。
周辺から土管や石樋が出土したことから水を使った庭園施設ともいわ
れるが決定的ではないという。

飛鳥川畔からも酒船石と似た石と水路を彫った石がセットで見つかった。
飛鳥資料館(交通=橿原神宮前駅→奈良交通バス飛鳥資料館下車)に
このレプリカがおかれ実際に水が流されているが、本当の用途は依然として不明である。



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